発達障害の子供の接し方・関わり方

ビッキーとほーたんを育ててみて、経験したことから、発達障害児の接し方・関わり方について書いてみたいと思います。
発達障害の診断が下りてなくても(グレーゾーンのお子さんでも)、関わり方の難しいお子さんに共通するところもあるかと思います。

ビッキーを初めて育てた時、何故こんなに育てるのが難しいんだろうと思いました。
私が母親として不慣れだから?子供はこんなにわがままなものなのかも?
色々考えました。

私は、まず、弟の小さい時を思い浮かべました。
弟はどんな子供だったか。
母はどうやってしつけていたか。
ビッキーが言う事を聞かない時、母のしていたように怒ってみました。
すると弟は泣きやんだのに、ビッキーはさらに大声で泣き続けました。

時には頭を叩いてみたりしてみました。
でも言う事を聞かず、また同じ悪さをしました。

私はこの時、おぼろげながらに、
ビッキーは普通の子とは違うと感じ始めました。

でも、私は「普通と同じようにさせなければならない」と思い、
厳しくしつけました。
今思えば、かわいそうなことをしたと思います。

その時はまだ「発達障害」という言葉を知らなかったので
頼るところもありませんでした。

そこで私は「悪いことは何故悪いのか」が伝わらないと怒っても意味がないとわかり
絵を描くのが得意だったので、直してほしいことをストーリーに起こして絵本に描きました。
そしたら一発で理解してもらえました。
それから、壁にぶつかるたび、絵本を描きました。

後に知るのですが、ビッキーは「視覚優位(目から入る情報が伝わりやすい)」だったのです。
耳から入る情報は、素通りしてしまうのです。

視覚優位のお子さんの接し方は、「紙に描いて説明する」ことです。
絵が下手でもかまいませんので、とにかく「目に見せる」ことです。
文章を書く場合は、命令形や非定形にはしないこと。
椅子に座らせたいなら「いすにすわります」と言う風に肯定文で書きます。
「いすにすわりなさい」と書きがちですが、命令形は嫌がります。
それをした後にご褒美的なものを書くとさらに効果的です。
「いすにすわります」「ジュースを飲みます」などなど・・・。

私が失敗したことは、やらせたいことを箇条書きにしてたくさん書いてしまったことです。
ビッキーに見せたら、やりたくないことをたくさんしなければならないと「理解」してしまったので大変怒りました。

させたいことは1つずつ書いて、ちょっとでもやろうとした時に(結果できなくても)大いにおおげさにほめました。

怒る時は怒らなければならないですが、
10のパワーで怒るのなら、褒める時は10以上のパワーで褒めないといけないと思います。

褒めるときは、「こどもが楽しくなるように褒める」!これです。
楽しいと何度でもやろうとします。

ほーたんは、絵本にあまり興味を示さなかったので、絵カードを作りました。
保育園では、ほーたんのやっていること
「席に着く」「トイレに行く」「給食を食べる」などを写真に撮って、
絵カードにして指示していただきました。(先生には感謝、感謝です)
これが子供たちに大好評で、定型発達の子供にも理解しやすいようでした。

このように、発達が凸凹なお子さんに優しい支援とは
定型発達のお子さんにも優しい支援になると思います。

どうかガミガミ怒る日が一日でも減りますように。

スポンサーリンク
発達障害(大)
発達障害(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
発達障害(大)