発達障害とは、脳の発達が遅れていたり、凸凹だったりする障害です。
発達障害は、症状や困りごとが現れて初めてわかる疾患です。そのため、障害の種類や程度、性別によっても発症年齢や特徴は異なると言われています。
発達障害を診てくれる小児科に行くとWAIS等の検査をして診断してもらえます。
でも、私は検査に引っ掛からない生活に悩む発達障害もあると思っています。
発達障害は、きっちりとしたラインがあってそのラインを越えたら「発達障害」というわけではなく、グラデーションのようなもので、発達障害の程度が重いか軽いかという感じだと思って下さい。検査結果が軽いと出てもとてもしんどい人もいるのでとても判断は難しいです。
子どもさんの行動にちょっとでも疑問に思ったら、早めに支援を受けさせると、二次障害を防ぐためにもいいと思います。
ほーたんとビッキーは小学校の時に検査を受けたのですが、どんな検査を受けたかと言いますと、
まず、事前にアンケートがあります。生まれた時の様子、生後どれぐらいで歩いたかとか、おむつがとれたかとか、単語が喋れたかとかを書き込みます。
そして1対1でゲームのような検査をします。
カードやつみきなどの問題が出されます。
これは、答えられたら良いというわけでもなく、その時の答え方や様子なども見られます。
この結果、ほーたんやビッキーは得意不得意に極端な凸凹がありました。IQは二人とも高かったので高機能自閉症だと診断されました。
ほーたんの赤ちゃんの頃からの様子を言いますと、
・目を合わせない
・あやしても笑わない
・なかなか単語を喋らなかった。
・少し話すようになったのは3歳過ぎてから
・歩きだしたらどこへ行くかわからない
・興味のあるものに突然ついて行く
・家から脱走する
保育園時代はと言いますと、
・先生の話を聞く時に、集まって座れず、歩きまわって好きな事をしていた。
・おゆうぎに参加できなかった
・友達と遊べなかった。(自分のやりたいことをしていた)
・特定の気に入った子のお世話ばかりしていた
小学校時代はと言いますと、
・集団行動ができなかった
・授業を受けられず、個室の部屋にこもるようになった
・授業中脱走した。
・体育や集会など人の多いところへ混じることができなかった
・困ったことがあっても助けを求められなかった。
・自分で物事を決定することができなかった。(今も)
ビッキーの保育園時代を言いますと
・ルールに厳しかった
・野菜全般が食べられなかった。
・車や電車のおもちゃのタイヤを回るのをじっと見るのに集中していた
・車の事にかなり詳しかった
・困ったことがあっても助けを求められなかった。
・普段と違う事が起こるとパニックになった
・先の予定を知っておかないと落ち着かない
・説明を理解できなかった。(絵カードを使って説明していた)
近くにこのようなお子さんはいらっしゃいますか?
これをお読みの方のお子さんがこのようなお子さんですか?
うちの子が発達障害の一般的な症状ではありませんが
発達障害の子は100人いれば100通りの症状があるのです。
もし心配な事がおありでしたら、発達障害の専門医へ診てもらってください。